祖母の最期を診に成田空港の道中、図らずとも貧困に顔を歪めている(、その当人は意識していないのかもしれない、)そんなような連中に出会った。というか遭遇した。








それは都会に住んできた私からの眼差しからだけかもしれない




しかし、そうであるからそこ、タブーかもしれないが、教科書に掲載されていた貧民のようなエタヒニンのような顔ぶれに出会ってしまっているように感じる







ジロッとなにかを見る細い目にだらしなく開いた唇
その唇は開き慣れたかのようにただれている


人生の華である女子高校生がそんなに打ちひしがれているのを見て耐えられなくなった




しかし、そんな光景が懐かしいと思える自分に嫌悪感を抱く





そういや、成人式で嫌という程そういう人種に出会ってきたではないか








その中でもやっぱり僕には、少なくとも僕の両親には品性があった








貧しさは敵だ